ボーディングスクール

【講師インタビュー】14歳で渡英ーボーディングスクールを経てノッティンガム大学へ

14歳で飛び込んだイギリス生活
―ボーディングスクールと大学で学んだ挑戦の毎日

プロフィール

プラニク 陳明
Padworth College(イギリスのボーディングスクール)
ノッティンガム大学(BSc International Management )

イギリスのノッティンガム大学で経営学の学士号を取得し、ファイナンス、オペレーション、ビジネス戦略を中心に学ぶ。その前は、イギリスのボーディングスクール ‘Padworth College’ でGCSEとA-Levelsを取得。インド、日本、イギリスで学ぶ。現在は学生パイロット訓練中。

ノッティンガム大学の特徴

  • ラッセルグループ加盟校
  • 世界約150か国から学生が集まる
  • 英国のトップ20大学のひとつにランクイン
  • 研究重視のキャンパス型大学

14歳でイギリスへ―私が海外移住を決めた理由

私は14歳で、中学在学中に日本からイギリスへ移住しました。日本の学校に通っているうちに、英語力が落ちてきたと感じたからです。日常生活で英語を使う機会がほとんどなく、学校の授業でも英語レベルが高いとは言えませんでした。父が「英語圏で学んだ方が良い」と考えていたこと、そして将来の進学やキャリアの可能性を広げられると思ったことから、イギリスを選びました。

渡英当初の苦労

渡航当初の英語力は?

自分では「日常会話レベル」だったと思います。幼い頃から英語を学んでいて、インドに住んでいた時や日本のインターナショナルスクール時代には毎日使っていました。

現地で苦労したことは?

イギリスに移ってからは、むしろ安心感がありました。友達もすぐできて、学校に多様な生徒がいたおかげで、大きな言語や文化の壁を感じることはあまりありませんでした。

英語が伸びたきっかけや工夫は?

特別なことをしたわけではなく、環境の中で自然と伸びました。毎日英語で話し、勉強することで、ビジネスレベルまで上達しました。特に英語の先生がとても親身で、多くの指導をいただけたことも成長につながりました。

学校選びの基準ー小規模な学校を選んだ理由

父と一緒に考えたのは、立地、学費、学校の歴史、そして教育理念でした。
また、生徒の多様性、クラス規模、学校全体の規模も大切な要素でした。
私はロンドン・ヒースロー空港に近い「パドワース・カレッジ」に通いました。オックスフォード大学の教授陣が「オックスフォード流の教育」を広めたいと設立した学校です。
全校生徒は5学年合わせて100人以下。最大のクラスは数学で16人、最小は経済学で3人という規模でした。

最初の印象は、「ここはどこ?森の真ん中で、街やショッピングモールも遠い…!」という感じでした。正直あまりワクワクはしませんでしたが、同じように感じた新入生も多かったと思います。ただ、小規模な学校であることは大きな利点でした。生徒全員の顔と名前がわかり、先生とも距離が近い。授業後には先生の教室に質問に行ったり、一緒に課外活動に参加したりできました。
その温かく多様な環境が、今の自分を形づくる大きな基盤になりました。

寄宿舎生活

寄宿舎と通学の違いは?

私の学校には寄宿生と通学生の両方がいました。私の印象では、寄宿生の方が友達との絆を深めやすく、通学生は通学に時間を取られる分、放課後の活動に制限がありました。それでも、通学生の中には遅くまで残ったり、泊まり込んだりしてイベントに参加する人もいました。

1日の流れ

7:00 起床
8:10〜8:40 朝食
9:00〜10:00 授業
10:10〜11:10 授業
11:10〜11:30 ティーブレイク
11:30〜12:30 授業
12:30〜13:30 昼食
14:00〜15:00 授業
15:10〜16:10 授業
17:00〜18:00 夕食
18:30〜20:00 自習(宿題)
20:00以降 アクティビティ
22:00 消灯

メリットとデメリット

寄宿舎は学習・友情・課外活動に集中できる一方で、通学生は家族との時間や費用面での利点がありました。

GCSEとAレベル受験科目と体験談

選んだ科目と理由は?

GCSEでは、理科3科目・数学・IT・英語(言語&文学)を選択しました。基礎力を固め、成績を伸ばすために絞った選択です。 Aレベルでは、会計・経済・数学・AS心理学を選びました。当時は金融市場を目指していたため、数学・経済・会計は必須。心理学は人間行動や意思決定の理解につながり、金融分野にも役立つと考えました。

テストや課題の量は?

毎週土曜の午前中に2科目・各1時間の試験がありました。課題も多く、特に英語では毎週エッセイ提出があり、複数科目を同時に管理するのが大変でした。1日サボるだけで遅れを取るほどでした。
GCSEからAレベルへの進級は、先生に言われていた以上に大きな壁でした。私はクラスメイトとの相談や先生の補習、週末の個別指導を活用して乗り越えました。

成績や進路への影響は?

努力の成果が成績に反映され、Aレベルに合格。キングス・カレッジ・ロンドン、バース大学、エディンバラ大学からオファーを得ました。

大学選びの基準ーノッティンガム大学を選んだ理由

大学・学部・専攻はどう決めたか?

成績発表後、奨学金を取れなかったため、クリアリングを通じて新たな選択肢を探しました。カーディフ大学とノッティンガム大学がビジネス・マネジメントの枠を提示しており、カーディフからは奨学金も提示されました。最終的には、QS世界大学ランキング、学生満足度、生活費、住居費、治安などを比較し、立地・費用・学生満足度のバランスからノッティンガム大学を選びました。

なぜその国・その大学を選んだのか?

スペインのIE大学やドイツ・フランクフルトの大学も検討しましたが、スペイン語やドイツ語の習得が必要でハードルが高いと感じました。せっかくイギリスで学び始めたばかりだったので、その環境を最大限に活かしたかったこと、また友人の多くがイギリスにいたことも理由です。

大学生活の実際

大学生活はカレッジ時代よりもさらに自由度が高く、「大人」として扱われます。勉強、アルバイト、交友関係を自分でバランスしなければなりませんでした。自分でお金を管理し、独学や読書に頼る場面も増えました。 一方で、インターンシップや「Enactus」などの学生団体、学部関連のクラブ活動など、現実社会につながるチャンスも多く得られました。さらに多様なバックグラウンドを持つ人々と出会い、自分の価値観を大きく広げることができたのは、本当に人生を変える経験でした。